葉っピイ向島園・園主 向島和詞さん
お茶は種で植えるのですが、その場合、自家受粉をしないので畑が雑種だらけになってしまい、味に統一感がなくなってしまいます。それを面白いという文化ならいいのですが、日本は整理されているほうが評価が高いので、嗜好でもそういう部分があったのでしょうね。
だからこそ、一つの畑には同じ品種を植えなければいけないのですが、そうなると種ではなくて挿し木で増やすしかないんです。でも、挿し木の場合はクローン栽培をしていることに近く、種で植えるよりもどうしても生命力が落ちてしまいます。
先代としても、やはりひとつの品種をひとつの畑でやりたいという思いがあったので、挿し木であっても種のような成長の仕方に近づけるという意味で、「一本仕立て」という農法を確立させたのだと思います。「一本仕立て」の茶木は、幹も太く、害虫に対する自己防衛力・自己治癒力、そして何よりも生命力があります。(園主談)
心から「ほっ」とするお茶をお届けします
1988年から完全有機栽培(無農薬・無化学肥料)でお茶の栽培加工販売を一貫して行っている向島園。2000年に有機JAS法が制定され、お茶部門では日本で一番最初に有機認定を取得しました。
自然・地球と人間などさまざまな絆の結び直し・架け橋を目指して、安全安心なお茶作りに取り組む向島園のお茶は、心から「ほっ」とします。
無農薬・無化学肥料の向島園のお茶が、 週刊ビッグコミックスピリッツの「美味しんぼ」101巻(食の安全)で紹介されました。
向島園のお茶は「JAS有機認証」を取得しています。
※向島園では、農薬・化学肥料を一切使用していません。
「葉っピイ向島園(はっぴい むこうじまえん)」のお茶の特徴
- 無農薬・無化学肥料
- 挿し木方法ではなく、実生で栽培
- 密植はせず、従来通りの栽培方法で植えている
- お茶は農産物の中で唯一製造が加わるもので、この製造がお茶の味を決定する上でかなりのウエイトを占める。達人のお茶作りを目指し、自ら製造。
実生の茶木だと根は3~4mで、幹は大人の手首ほどありますが、挿し木では11年経っても親指程度の太さで根は30~40cmです。ですから、自力で土中の栄養分を十分吸収できず、木自体が弱体化してしまいます。そのため病気にもかかりやすく、化学肥料を使用することになり、その結果、病虫にも弱く、農薬を使用するようになったようです。
お茶は製品化の工程で洗うことがありませんから、農薬が一番茶にも一番多いと言われ、健康的には捨てることを勧められています。
仕様
名称 |
有機 煎茶No02 |
内容量 |
50g |
原材料 |
有機緑茶 |
生産地 |
静岡県藤枝市 |
取得認証 |
有機JAS |
サイズ |
幅約12.0×高さ23.0(cm) |
保存方法 |
高温多湿を避け、移り香にご注意ください。 |